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歯科クリニック選びのポイントは「洗浄・滅菌体制」にあり(その1)

2017年10月14日  ※旧・アメブロ投稿記事です

歯科クリニックを決める際には「やさしい先生がいる」、「痛くない治療をしてくれる」などの理由で選ばれていることが多い。

しかしそれらよりも、もっと大切なのは「治療を受けた歯が10~15年は問題なく使える」という医療技術の高さだ。

もちろん治療後の歯の健康状態は、患者の側の日ごろの衛生管理の意識、つまりデンタルIQにも左右される。毎日しっかりと歯磨きをしてデンタルフロスや歯間ブラシまで使っているような人で、さらに半年に一回は歯科に通ってクリーニングしている人であれば、治療後10年以内にその歯が再び虫歯や歯周病、あるいは抜歯するしかないという状況になる確率は低い。「患者さんのセルフケアと定期通院が万全であれば、悪くなる理由はやはりその先生の技術不足です」と語る歯科医師は多い。

もう一つ、近年重視され始めた歯科選びのポイントがある。それは院内における「洗浄・滅菌体制」。これが万全ではないと、どのような不都合が起こるかというと――

・風邪やコロナウイルス、インフルエンザなどがハンドピースなどを経由してうつってしまう

・隣の席の患者の歯を削った粉じんを吸い込んで、肺炎になる

などが考えられる。

「あれ、なぜ風邪を引いたのだろう?」という場合には、数日前に歯科にかかっていたという事例もある。

もっと怖いのは、治療時の血液がハンドピースのタービンに残っていてB型肝炎などを知らぬ間にうつされてしまうケースだ。こうなると生き死にの問題だ。

歯科クリニックに取材すると、ほとんどの先生が「うちはちゃんと滅菌しています」とお答えになる。

しかし、今年7月に読売新聞が掲載した記事によると、約半数近くが歯を削る医療機器を患者ごとに交換せずに使い回している可能性があることが厚生労働省研究班の調査でわかった。

ハンドピースは治療時に口に入れるため唾液や血液が付着しやすく、使い回せば細菌やウイルスを次の患者に感染させるリスクがある。日本歯科医学会の指針は、患者ごとに機器を交換し、高温の蒸気発生装置で滅菌するよう定めている。

(この項 その2に続く)