死人も出ているのに、1日1食の生活でほんとうに大丈夫か?
2017年10月20日 ※旧・アメブロ投稿記事です
最近、ある62歳の芸能人・芸術家の激ヤセぶりがテレビなどで放送されて話題になっている。
その方は161㎝で体重は、かつては67kgまでいったこともあるとのこと。
しかし現在の体重は47kg!!
まさに激ヤセだが、1日1食の生活なのでここまで減ったとのことだ。
食事内容をみてみると、1食あたりのバランスはまずまず取れている、と思う。
しかしこれだけでは、いくら還暦を過ぎた方とはいえ、やはり足りないのではないだろうか。
もちろん私は医師でも看護師でもない、一介の医療系ライターだ。
しかし医学的な共通認識(EBM)というものもある。
ここからはその芸能人・芸術家の話からは離れるが、
1日1食で「健康&長生き」というのは、1日に必要な栄養素を1回の食事で取りきらなければならない、ということだ。
確かに大古の人類は1日1食、あるいは獲物に出会えないで2~3日に1食という生活を送っていただろう。また江戸時代までの庶民は、1日2食が基本だったという話もある。
余分な脂肪などは体内に蓄えられるのは、こうした1日に1食しか得られない時代の、飢餓に耐性を持つ生物としての備え、遺伝子の仕組みである。
また、お腹が空いた飢餓状態にすることで、長寿遺伝子である「サーチュイン遺伝子」を活性化するという学説もある。普段はスイッチがオフの状態になっているので、このスイッチを入れるのにも1日1食がいい、という考え方だ。
しかし、それらの前提を踏まえても、多くの一般人が真似をするには、医学的リスクの多い食習慣だといわざるを得ない。
1日1食主義を実践している人たちの多くは、プチセレブ階級にあることも、一般庶民がまねをしようとすることと関係しているだろう。
しかし、彼らはお金持ちだから、当然、ホームドクター、つまり信頼できる主治医を持っているのだ。
普段から医師と相談しながらメニューも決めているし、生活全般にもアドバイスも受けていることだろう。
一方、医師の監修下にもない、まったくのスタンドアローン(個人の実践)で「ダイエットしたいから」という理由で独断のメニューと生活プランでやってしまうと、最悪の場合は突然死する。つまりは、そういうことなのだ。
くれぐれも「芸能人のあの人がやっているから」といって、安易に1日1食制にすることなかれ、である。